2018有馬記念 調教・馬体分析
今回は2018有馬記念出走馬の調教、馬体を分析していこうと思います。
まずは、各馬の評価からです。
S:パフォーマプロミス、モズカッチャン、レイデオロ
A:オジュウチョウサン、ブラストワンピース、マカヒキ、ミッキースワロー、キセキ
B:サウンズオブアース、サトノダイヤモンド、ミッキーロケット、リッジマン、桜アンプルール
C:クリンチャー、スマートレイアー、シュヴァルグラン
今回S評価にした馬は3頭です。
まず、パフォーマプロミスです。
びっしり追った1週前追い切りよりも、最終追い切りでの自発的な動きの良さを感じました。反応が抜群に良く、アルゼンチン共和国杯の時よりも状態はさらに良くなっている印象です。有馬記念に向けてかなり仕上げてきたなと感じました。
父ステイゴールドに似て若干小柄ではありますが、全体的なバランスがいい馬体だと思います。器用さもあり、瞬発力もある走りが特徴的ですが、それは足捌きの良さにもあるのではないかと感じます。特に、しっかりとした繋ぎを見るとそれが伝わってきました。中山コースでも好成績を残せると思いました。
次に、モズカッチャンです。
こちらもパフォーマプロミスと同じく1週前に一杯で追われ好時計をマーク。今回の最終追い切りでは馬なりで自分から動いていく印象を受ける抜群の動きでした。前走は若干強めで相手に差をつけるという見た目で分かる完璧な追い切りでしたが、今回はまた違う形で仕上げてきたなという印象です。
胴が長く全体的に筋肉量も少なめのステイヤータイプといった感じですね。しかしレースでは柔軟性あるフォームで走れているので、かなり良質な筋肉の持ち主だなといつも思います。銭形模様が浮き出ていて、状態は絶好調だと思います。2戦目で馬体的な上積みもあるので、前走以上のパフォーマンスを発揮する可能性は大きいでしょう。
最後に、レイデオロです。
馬自身の意志に任せているルメール騎手の騎乗でしたが、それがすごくよかったなと思います。動き自体は天皇賞の時よりも良いし、タイムは遅くなりましたが1週前よりもフォームは安定しているので、状態は絶好調だと思います。藤澤厩舎なりの究極仕上げではないかと思います。
筋肉ムキムキでキングカメハメハ産駒の典型的なタイプだと感じます。2500mよりは2000mに向く中距離型だと思いますが、スピードがある分速い時計の決着や小回りの競馬は得意だと思います。最後の急坂も、パワータイプの走りとトモのハリを見れば問題ないでしょう。
あくまで最終追い切り時点での評価なので、当日のパドックでもう一度状態を確認したいと思います。
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